ライナーノーツ:新世界リチウム
昨日1曲目にやったのは
僕が書いた曲。
曲名なんだけど
仮タイトルの「新世界リチウム」がはまってしまって
正式タイトルになりつつある。
でもね
あのー大きい声じゃ言えないんですけど
新世界リチウムそこまで知らないし
そんな大好き!!!っていうバンドでもないんす。(本当に大きい声じゃ言えないな笑)
逆にそれくらいだから曲名にできたっていうのもあるのかなとも思うんやけど
きっかけではあったんですけどね
新世界リチウムが解散する
と発表して
あー、何回か見たことあるしCDも持ってるしそっかーって思ったの
んでねそれからすぐにSEBASTIAN Xの活動休止
SEBASTIANはめっちゃくちゃ好きなバンドで
ライブもたくさん行ったし
愛の跡地と言う曲にはなんど救われたことか分らないってくらい想い入れがあって
感がいい人は分ると思うんですが
SEBASTIANもリチウムも
安心GIGのメンバーなんです
個人的に安心GIGってすごく憧憬のかたまりで
だれも遠慮してないし、売れてる売れてないの差はあれど
SEBASTIAN、told、リチウム、快速、裸体って
音楽的に誰も何も劣ってなくてさ
かといって普段から仲良しこよしってわけじゃなくて
安心GIGくらいでしか見ないのにみんなちゃんと体預け合ってて
いいなぁって思ってた、ずっと。
そのバランスが今年になって初めて崩れたの
分るかなぁ。私にとっては不変だったの
imamonがいなくなっても
都心がいなくなっても
東京事変がいなくなっても
安心GIGのシーンは大丈夫だって思ってた
居なくなったものに曲は書かない
って決めてた
さよならを唄って何になる?って思ってた。思ってる。
もしもボックスと言う曲のCメロの歌詞で
遠い昔の話
遠い未来の話
と連呼するところがあるんだけど
それ最初は
遠い昔の話
遠い未来の話
遠い昔の話
ていう順番だったんだけど終わりは未来の話がいい
っていう理由で(初めて麻起の歌詞に指摘した)
遠い未来の話
遠い昔の話
遠い未来の話
にしてもらったくらいに
私は終わりも過去も歌いたくなくて
でも安心GIGだけは
この憧憬のお終いだけは
なんだか曲にして覚えておきたくて
さよならは遠くで光になって消えた
ありがとう、だけを伝えられればいいんだ
錆びついた時間が守れるものはない
という部分の歌詞だけそのまま私が考えたのを使ってもらって
個人的には初めてさようなら、を曲にしました
9年間、歩いた新世界リチウムは、SEBASTIANは、安心GIGは間違いなく私の、バンドキッズの光だった。
それが悔しいことに足元にも及ぶ前にリタイアと言う形で勝ち逃げされてしまって
それでもやっぱりありがとうって思うし
でも逆に言えばもう、ありがとう。しか思うことは無いんです
終わったものは褪せていく。
いつか対バンしようと言ってくれたあの日の約束は
錆びていくだけで守られることはない。
結局今、生きている僕たちにしか
未来の話はできないんだよ。っていう
ヒミズ(映画の方)みたいな気持ちで書いた曲のつもり。
どんな暗闇でも
生きているなら今は見えなくても光はあるよ、っていう曲。
生きててくれればそれだけで、いいんだよ。っていう曲です。
こんな長くなる予定じゃなかったんですけど
つまり新世界リチウムのことを唄ったっていう狭い世界の歌じゃなくて
リチウムが9年間の不変の象徴だとして
その憧憬がなくなっても
未来の話を僕は君としたいんだよっていう最強にハッピーな曲
でもわたしは作り手として
そうゆうの全部ひっくるめて受け取った人が
好きに受け取って解釈していいですよ
私の手から離れた瞬間
私の曲はみんなのものなんで
っていう放任タイプなので
なんでもいいんですけどね。っていう新手のライナーノーツ。完